第2回 全国小中学校 夢さがし作文大賞

過去の受賞作品

2017年
第1回入賞作品

佳作

ひまわり矢野 咲希さん(宮崎市立檍中学校3年)

「私ね、お姉さんのような優しい人になりたい」。まだ幼かったあの日私は、一人の心の温かい女性に出会いました。優しくてまっすぐで、まるでひまわりのようなそんな人に。私がその女性と関われたのは約三ヵ月という短い間でしたが、今の私の夢の原点となる忘れられない大切な時間になりました。

それは、私が小学校二年の頃。私は、遊ぶことが大好きでとてもやんちゃな子でした。その日も校庭で走り回ったり、水泳の授業ではしゃいでいた記憶があります。そんな平凡な日々は急に来なくなりました。ある日、児童クラブからの帰り道の途中、私はつまづいて転んでしまいました。私は額を切ってしまったのです。すぐに病院に連れていかれました。そこで出会ったのが一人の看護師さんでした。病院に行くたびにその看護師さんが私の話し相手になりました。おにごっこも水泳もできなくなった私をお姉さんはたくさんはげましてくれました。そして、「今、咲希ちゃんに一番必要なのは、前を向くこと。確かにけがをしてできなくなったことはいっぱいあると思う。気持ちは十分分かるよ。でもね。いつまでもいやだなって思って一回一回後ろを振り返ってちゃこれから先一歩も進めないよ?」。と笑顔で教えてくれました。その時はよく分からなかったけど、今になって考えてみるとお姉さんの言ってくれた言葉の意味がよく分かります。

人はつらい時、苦しい時に手をさしのべられるとすごく安心します。私は八年前にあのお姉さんに出会って人を思いやる温かい心、悲しみを一緒に分かち合う優しい心を学ぶことができました。けがが治った後お姉さんには会っていませんがお姉さんのように、誰かに優しく寄り添えられるような看護師になりたいと思いました。

これから自分の進むべき道を考えている夏休み。公園に咲くひまわりを見てまっすぐで優しい気持ちを思い出し、決意をしました。

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