第2回 全国小中学校 夢さがし作文大賞

過去の受賞作品

2017年
第1回入賞作品

佳作

チャンスをつかめ林 正太郎さん(私立徳島文理小学校6年)

六月、僕は十日間、ドイツへバレエ留学をしに行って来ました。ドイツのベルリン国立バレエ学校に行き、ここの学校の生徒達と一緒に学び、世界的にも有名なロシアのバレエダンサー、「ウラジミール・マラーホフさん」のレッスンを受けたのです。それと同時に、このベルリン国立バレエ学校の正式入学オーディションも行われ、バレエ学校の校長先生、教頭先生の前でソロを踊り、個別に骨格も見て下さいました。

十日間のドイツ留学が終わり、帰国した日本の空港で、ぼくが、この九月から八年間のベルリン国立バレエ学校への正式入学に合格したと聞かされました。ぼくはその瞬間、うれしくてうれしくて、喜びでいっぱいで、すぐに両親と、日本で通っているバレエスクールの先生に報告しました。

その後、一ヶ月ほど家族やスクールの先生と相談していくうちに、うれしさや喜びばかりだった気持ちと、家族や友達のいる日本を離れる不安な気持ちが混ざりあってぼくはどうしようもない気持ちで困っていました。そんな時、スクールの先生から、「やはり留学は早すぎます。日本でまだまだしなければならない事が沢山あるから、今回は、お断りしましょう」と、入学を見送る事になりました。いざ、入学しない事が決まってしまうとやはり、ショックで残念な気持ちになってしまいましたが、今のぼくにはきっと何かが足りないんだと考えました。その何かとは周りの人に感動を与え、見ていて楽しいと思える踊りをする事だと思います。確かに今は自分の事だけに必死になって見てくれている人達の気持ちを考える事ができていませんでした。今の自分に足りない所を必死にがんばり、今度は必ず、入学のチャンスをつかみたいです。その夢に向かって一歩ずつ進んで行きたいと心に強く思いました。

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